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初心者がwebデザイナーになる効率的学習

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初心者からwebデザイナーになるための学習法で、何より大切なのは実践することです。
新しい知識を仕入れたら、それを実際に試してみる、そして楽しむことができれば、相乗効果で実践したことが身について行きます。
このプロセスを脳科学的な観点から説明します。

 

記憶には経験記憶と知識記憶があります。
経験記憶は自分の過去の体験の記憶で、学校の先生にほめられたこと、友達とけんかした後、仲直りしたこと、初めてのお給料で欲しかった物を買ったことなどは覚えようとしたわけでなく、記憶として残り、いつでも思い出すことができるものです。
嬉しい、楽しい、悔しい、悲しいなど強い感情を伴う体験は忘れにくいという特徴があります。

 

一方、知識記憶はいわゆる勉強で覚えた経験を伴わない知識や情報の記憶で、意識して覚えなければ記憶に残りません。
一度で中々覚えられず、一般には反復して覚えます。
しかもいったん覚えても非常に忘れやすく、しばらく記憶に触れないでいると簡単に忘れてしまいます。

 

初心者がwebデザイナーになるための学習で、HTMLタグやCSSを丸暗記しようとしてもすぐに忘れてしまうわけです。
しかし、実践をプラスすることで知識記憶を経験記憶に変えて行くことができます。
それだけでなく、「本で読んだ通りにして上手く行かなかったが、自分で試行錯誤しながらやったら上手くいったことを友達に褒められた」りすれば、喜びを伴う体験として記憶にしっかり残ります。

 

初心者がwebデザイナーになるための学習で重要なのは、知識を仕入れたら実践することに尽きます。
では実務で使う知識や技術は、どの程度習得すれば良いかを説明します。
イタリアの経済学者パレートが発見した80対20の法則があり、別名パレートの法則と呼ばれますが、投入、原因、努力のわずかな部分が算出、結果、報酬の大きな部分をもたらすという内容です。

 

例えば売上げの80%を占めるのは20%の製品や顧客である、所得全体の80%は所得人口の20%に集中するといった事例です。
日々web制作をしているwebデザイナーも、普段使用するHTMLタグは20個前後を中心としてwebページを作成しています。
web制作ソフトの機能も20〜30%程度で大体事足りています。
80対20の法則を初心者がwebデザイナーになるための学習に活かせば、重要と思われる20に重点を置いて学習し、残り80は優先順位を下げるようにすることで効率的な学習ができます。